2022年12月21日水曜日

冬至とキングタイド|King Tide

アメリカでは、今年は12月21日が冬至である(日本だと22日かもしれない)。西洋の暦ではこの日が「冬の始まり」の日と決まっていて、カレンダーにも「Winter Bigins」などの記載があったりする。

毎年この頃と、たしか夏至の頃の2回、「キングタイド」(King Tide)の知らせがやってくる。この頃になると、沿岸沿いの町や道路が浸水している映像が映し出されたりする。

この現象自体は、太陽と地球と月の位置関係や距離で決まる予測可能な現象で、世にいう温暖化による海面上昇とは直接には関係ない。ただし、本当に海面自体が上昇すれば、キングタイドの時の潮位も高くなるので、カリフォルニアでも監視の対象になっているようだ。

キングタイドというのは、これまでずっと単なる「大潮」のことだとばかり思っていた。

【大潮】(読み:おおしお|英語表記:spring tide):新月と満月の前後に生じる干満の差の大きい潮。…《コトバンクより》

【キングタイド】:極端に大きな潮の満ち引き。月と太陽と地球の相対的な位置関係によって、通常より大きな潮位変動が生じる。《コトバンクより》

つまり、大潮は毎月ほぼ2回あって、年間を通して最大級のものがキングタイドというところであろう。

冬にこれが最大になるのは、地球の公転が完全な円軌道ではなく、「偏心した」楕円軌道であることに由来するらしい。地球が太陽に最も近くなるのは「冬至」の頃で、太陽からの影響を受けやすくなる分、潮の満ち干も大きくなる...という説明でほぼ間違っていないと思う。

大潮と似たことばに「高潮」というのがあって、その時の気象状態が関係してくる。

【高潮】(たかしお|storm surge):台風などに伴う気圧降下と強風によって海面が異常に上昇する現象。…《コトバンクより》

大潮と高潮が重なると危険度は増すことになる。 

この冬のキングタイドは、アメリカ西海岸だと12月23日24日、それに月の暦でその約1か月後である。

場所によって満潮の時間は異なるため、一概に言えないが、ベイエリアだと23日は10時半くらいで、24日は11時半くらいのようである。

予測可能な自然現象とはいっても、危険を伴うこともあるので、くれぐれも、注意深く観察するか、そうでなければ近寄らないようにしてください!

少なくとも、海岸沿いの道路や駐車場には車を停めない方がいいかもしれません。



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