2025年12月21日日曜日

🎦【映画】クリスマス・ストーリー|Christmas Story

昨年だったか、その前の年だったかは、忘れたが、同じ映画がまた目にはいったので、観てみた。前回は、なんとなく見ていて気が付かず、今回も映画の最後のクレジットになって初めて気が付いたが、この映画は、フィンランドで制作されたもので、英語吹き替え版だった。

英語の題名は、『Christmas Story』である。直感的には、冠詞の「A」か「The」が付きそうだが、無冠詞である。2022年の作品。

北欧とクリスマス伝承は、いかにも関連がありそうである。フィンランドの、おそらく湖のほとりの小さな村がその舞台で、家族を失った少年が成長しながら、クリスマスの伝統をつくっていくストーリーである。

フィンランドの冬を描いた映画なので、全体的に暗く、雪の積もった村の家々の玄関先に明かりがともされていたのが印象的だった。そこに、少年は、毎年クリスマスイブになると、みなしごである自分を養ってくれた村の人々に、感謝の意を込めて、木彫りの人形を玄関口に置いていく。

それを、生涯続けていくのである。誰が、その贈り物を置いていくのかは、ごく少数の人しか知らない。

ある年を最後に、贈り物の配達をやめることにするが、その時から、主人公は、人々の前から消え去るが、伝統は受け継がれていく。


この映画との関連があるかは知らないが、フィンランドには、「サンタクロースの里」という場所があるらしい。ラップランド地方だそうだ。

「ラップランド」というと、私にとってなにか懐かしい響きがある。どの童話・物語だったかは忘れたが、子供のころ読んだ本の中にこの地名が登場した。北欧の、それもかなり北の方にある台地というイメージがある。

少し違うかもしれないが、『ロード・オブ・ザ・リング』のホビットの里シャイヤのイメージである。いったことも、ましてや写真でもみたことのないその地名のなかに、何とも言えない郷愁・懐かしさを感じるのである。


最近、『かもめ食堂』という日本の映画を観た。舞台はフィンランドである。いたって素朴なストーリーではあるが、なんとなく忘れていたもの・ことを想い起させてくれる、ほのぼのとした話だった。原作の小説も読んでみようと思う。

2025年12月15日月曜日

【書籍】ビブリア古書堂の事件手帖(全7冊)



[著者]三上延(みかみ えん)

[出版]KADOKAWA メディアワークス文庫

この本をみつけたのは、毎月開催されていたひまわり会の古本市でのことだった。

小説は、あまり読んでこなかったが、「ビブリオ」という店の名前と、本(古書)に関するものなので、思わず手に取った。古本市で手に入れたのは、全7冊のうちのたしか3冊で、そのうち、残りも出品されないかなと、待ち続けたものの、結局は、新品を購入して全冊を揃えた。

しばらくは本棚で眠っていたが、あるとき、映画化されたものを見る機会があって、それをきっかけに読み始めた。

鎌倉にある古書店での出来事という設定であって、さまざまな古書を巡る事件を、若い女性の店主とその従業員が解決していく、という推理・ミステリー小説である。

登場する本は、どれもかなり値打ちのある初版本で、本探しや本の売買が伴う。例えば、夏目漱石の「それから」や太宰治の「晩年」など、いろいろな本が出てくる。ストーリーは、2人の主人公の祖父母にあたりまで遡って、本人たちも知らなかった秘密が明かされていく。

最後のシェークスピアの本にまつわるエピソードでは...