アメリカ太平洋時間では、今年は6月21日の朝7時58分に夏至点(Summer Solistis|天球で太陽の赤道面からの距離が最大となる瞬間)を迎えた。日本時間だと夜23時58分。この時点は、太陽と地球の関係で起こるものなので、世界中で同じ瞬間である。
この夏至点があと2分遅れていれば、日本の夏至の日は6月22日になっていたそうである。事実、オーストラリア東部とニュージーランドでは、今年の冬至(南半球なので)は、6月22日であるとのこと。標準時やタイムゾーンがなくて、それぞれの町が、現地での太陽が南中する時間で祝っていたとすれば、東日本では、22日になっていたことだろう。
夏至の日の説明でよく聞くのが、「一年で昼間が一番長い日」という説明。説明が足りなかったり、これを強調すると、この日だけがダントツに昼が長いというイメージを与えてしまう。実際には、夏至の日の前後1~2週間は、ほとんど変化がなく、せいぜい1~2分程度の差があるだけである。
アメリカの暦を見ていると、夏至の日とは別に6月24日に「真夏の日」(Midsummer's Day)という日がある。簡単に由来を調べると、「洗礼者ヨハネ」の生誕日ということになっている。もともとはもっと古くからある欧州の夏至祭がこれになったようである。洗礼者ヨハネの生誕はキリストの6か月前ということからこの日が定められたようである。
今年からではあるが、春分、夏至、秋分、冬至の年に4回、バークレーのシーザーチャベス公園を訪れることに決めた。ここには、活動家セサール・チャベスを記念した場所が設けられている。そこには、古代遺跡を意識した石の配置と日時計のようなものがある。
東西南北の方角のほか、夏至と冬至の日の出・日の入の方角を示す場所に石が置かれている。また、夏至の日の太陽が南中する時刻には、日時計の影は最も短くなり、記された円(●)の真ん中に入る。
今回は、春分の日に来ていた2人に加えて、もう1人集まっていた。合計4人である。現地時間で太陽が南中する時刻は夏時間ということもあって午後1時10分ごろ。実は、この時刻を迎える直前には、午後1時になっても●の真ん中に来ない(南中しない)のを見て、「不正確だ」といいながら帰った人が一人いた。
たった数分の違いでも、太陽の方角はみるみる刻々と変わっていく。●の真ん中に来たら止まってくれるわけでもなく、その後もなにもなかったかのように変わっていくものだ。
また、別の暦を見ていると、日の入が最も遅い日は6月28日とある。日の出が最も早い日は、6月12日/13日とある。夏至を逃したと思っている人も、ことし一番遅い日の入をどこかで楽しむのものいいかもしれない。
欧米では、夏の始まりは夏至からだとされている。体感的にも、イメージ上でも暑くなっていくのはこれからである。そして、気付かないうちに秋がやってくる。
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