2022年11月6日日曜日

春に進めて秋に戻す|Spring Forward, Fall Back

時間が夜盗のごとくに標準時間(冬時間)に戻った。アメリカでは一部の州や地域を除き、11月の第一日曜日の深夜に時計の針を戻す。生活に一番混乱の少ない時間帯が選ばれているようである。

今でこそ、その変更はたいていは自動的になされるので、朝起きた時には気がつかない。ただし昔ながらの時計を使っていると、時間がちがっていることにやがて気がつくことになる。

夏時間(Summer Time)ともいうが、「日光節約時間(Daylight Saving Time)」というのがアメリカでの正式な名称である。もともと本格的に導入されたのは、第一次世界大戦に入る前のドイツ帝国でのこと。戦争準備のためにエネルギーを節約する目的だったそうである。

いまでは、世界中かなりの国々(70か国以上?)で実施されている。ただ不思議に思えるのは、赤道に近い場所ではほとんど関係ないのに...ということ。おそらくは大国がそうするので、それに合わせて、その国もというところが多いのだろう。

夏時間の導入を続けるかについては議論があって、じっさいアメリカでも廃止の方向に議論がすすんでいるらしい。

タイトルの「春に進めて秋に戻す|Spring Forward, Fall Back」というのは、この時間の変わり目に、時計の針をどう動かすかを示す標語のようなものである。なんとなくわかったつもりでいても、いざ針を動かす段になると、二度、三度とどっちだったか確認することになる。

わずか一時間の差とはいえ、生活や健康に影響があるような気がする。アメリカにきて最初の数年間は、この変わり目には、なんとなく体調がすぐれなくなった。ちょうど、季節の変わり目とも一致していたからかもしれないが。

この「秋に戻す(Fall Back)」の頃は、季節的に言えばちょうど立冬を迎えるころで、サンフランシスコ近辺では冬の到来を予感する頃であり、クリスマスに向けた商戦の準備が始まる頃でもある。

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