2024年7月25日木曜日

【書籍】砂糖の世界史

『砂糖の世界史』


現代社会では、目の敵にされている「砂糖」。検索して調べても、摂りすぎに注意という情報ばかり。ところが、世の中には、この「砂糖」を使った商品はなくなることはなさそうだし、生活になくてはならないもののように思える。

ずっと持っていた疑問は、「いつから」と「利点はないのか」ということ。

そんな「砂糖」の歴史をたどってみると、ここ数百年間の世界史が見えてくる。サトウキビの商品作物化と前後しての、コーヒーや紅茶やカカオとの関係性も興味深い。

かつてロンドンの町にあったという、「コーヒーハウス」の話も興味深かった。ここから、産業革命や政党政治など、いろいろなものが始まったという。

今でこそ安価な砂糖。かつては、高価なだけでなく、上流階級のステータスシンボルともなった。そこには、世界とアメリカのだれも語りたくない黒い歴史がある。



(「岩波書店」のサイトより)
著者川北 稔 著
通し番号276
ジャンル書籍 > 岩波ジュニア新書 > 歴史
刊行日1996/07/22
ISBN9784005002764
Cコード0222
体裁新書 ・ 並製 ・ カバー ・ 212頁
在庫在庫あり

[本の内容]
茶や綿織物とならぶ「世界商品」砂糖。この、甘くて白くて誰もが好むひとつのモノにスポットをあて、近代以降の世界史の流れをダイナミックに描く。大航海時代、植民地、プランテーション、奴隷制度、三角貿易、産業革命―教科書に出てくる用語が相互につながって、いきいきと動き出すかのよう。世界史Aを学ぶ人は必読!

[目次]
プロローグ 砂糖のふしぎ
第1章 ヨーロッパの砂糖はどこからきたのか
第2章 カリブ海と砂糖
第3章 砂糖と茶の遭遇
第4章 コーヒー・ハウスが育んだ近代文化
第5章 茶・コーヒー・チョコレート
第6章 「砂糖のあるところに、奴隷あり」
第7章 イギリス風の朝食と「お茶の休み」 ──労働者のお茶
第8章 奴隷と砂糖をめぐる政治
第9章 砂糖きびの旅の終わり ──ビートの挑戦
エピローグ モノをつうじてみる世界史 ──世界史をどう学ぶべきか
あとがき

[著者]
川北 稔 (かわきた みのる)
1940年大阪市生まれ.1963年京都大学文学部卒業.同大学院文学研究科博士課程(西洋史学専攻)中退.文学博士.大阪大学文学部教授などを経て現在,佛教大学教授,大阪大学名誉教授.『工業化の歴史的前提──帝国とジェントルマン』,『民衆の大英帝国──近世イギリス社会とアメリカ移民』,I・ウォーラーステイン『近代世界システム』(以上岩波書店),S・W・ミンツ『甘さと権力──砂糖が語る近代史』など,著訳書多数.

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